昭和48年 文武両道で行くことが、本当の価値ある学生生活

レスリング部後輩への期待

昭和49年卒

本田忠俊

私は今年でレスリング競技を6年間続けてきたことになるが、努力が足りなかったせいか、未だに一線級には及ばない次第である。 高校時代は勉強そっちのけで練習していた私だが、明治大学ではそう はいかない。よく練習と授業がぶつかり、困ったこともあった。練習と授業の組合せをうまく調整していかないと、学生生活は中途半端になってしまう。この点、後輩諸君はよく注意してほしい。少々苦しいこともあるだろうが、文武両道で行くことが、合宿所で生活する我々体育会学 生の、本当の価値ある学生生活だと思う。 また先輩、同輩、後輩と共に過ごした日々、苦しい練習を通して得られた経験、これらのものがこれから私の人生において何かにつけプラスになると思える。後+諸君には、より一層の努力を重ね、充実した学生生活を送り、悔いのない試合を行われんことを望み、将来に期待を寄せるるのである。日々の積み重ねが勝利へつながるものと信じ、練習に成んできた私だが、その目的を果たせぬまま、4年間の学生生活に別れを告げげなければならぬということは、非常に残念である。 最後に、新主料である管原に、同輩はもちろん、後輩は成機的に協力し、来年の春季リーグ戦、秋季学生王座に挑んでもらいたい。 <明大スポーツ新聞より転載>