平成6年 今よりも時間の流れがゆるやかだった学生時代

明治大学レスリング部OBとしての誇り

平成7年卒

山川順司

私ども同期は4名入部し、途中で2名が退部したため、主将の野里育 安と、私、山川順司の2名だけが卒業という、非常に寂しい年でした。私自身は恥ずかしながら、試合においてはほとんど部に貢献することができませんでしたが、大学時代4年間の合宿所での生活は、現在の私のよい想い出であり、最高の宝物となっています。 高校卒業後、初めて合宿所を訪れ、私の寝室である5階の1号部屋の押入れに案内してもらったときの衝撃は、未だに忘れることができません。辛かった1年生の時、押入れの私の枕もとに置いてあったゴキブリ ホイホイの中でガサゴソと動く小動物達と、お互いの置かれた焼過の大変さを語り合ったりしたものでした。 非常に大げさな表現になってしまいましたが、合宿所での先輩や後維との共同生活は、楽しいこと、辛いことをひっくるめて毎日がハプニングの連続でありました。そのため、なぜか私からすると、今よりも時間がゆっくり流れていたように思えます。 今後も大学時代の経験を宝とし、そしてこの伝統ある明治大学レスリング・OB会の一員であることを誇りに、生きていきたいと思っています。