伝統明治の心意気でのぞんだ試合
昭和52年卒
小柳 美代志
振り返ると本当に早いものである。入学式を合宿の最中に過ごしてから、はや4年間が過ぎようとしている。秋風と共にさみしさがこみあげてくるのを強く感じる昨今である。 昨年の秋に幹部交替してから、リーグ戦、王座と優勝を目指して部員一同歯をくいしばって頑張って来た。春は生田の森で、夏は群馬の合宿をやり、1年生は1年生なりに、上級生は上級生なりに、各自の役割、目標を自覚すると、なおいっそう苦しい1年間だったに違いない。部員減少に加え、1人、2人と脱落する部員、それでも維持しなくてはならない。試合では、伝統明治の心意気でのぞんでいった。 団体優勝こそ成し得なかったが、部員23名が各自の役割、目標を最後までやり通したという意味では、これからひとりになって生きていく上で、大事なものを勝ち取った気がしてならない。 最後に後輩諸君、試合の結果を恐れず、自分の持っている体力、精神 力の限界まで、自分自身を試し、いじめ抜いてほしい。
<明大スポーツ新聞より転載>